「トゲズワイガニ」はその名の通り甲羅の表面に鋭い突起を持つカニで、身が引き締まっているのが特徴で美味しいとされています。
しかし、なぜか「トゲズワイガニ」検索すると「まずい」というキーワードが出てしまい、利用者を不安にさせているようです。
そんな「トゲズワイガニ」が、なぜ「まずい」と言われてしまったのでしょうか?美味しい・まずいなどの口コミはどうなっているのでしょうか?
ということで今回は、「トゲズワイガニ」のまずい・美味しいとの口コミはどうなっているのか調査し、その理由を分かりやすく整理していきます。
目次
トゲズワイガニメニューまずい?美味しいか口コミ・評判まとめ!
トゲズワイガニまずい口コミ・評判
- 本ズワイガニと比較して旨味や甘みが乏しく、期待したカニ本来の濃厚な味わいが得られない点
- 価格を抑えた選別不足により、殻ばかりが大きくて中身が痩せ細ったスカスカの個体が混じる点
- 脱皮直後の水分が多い個体や冷凍焼けしたものが含まれ、食感がパサついて損なわれている点
- 通販での「当たり外れ」が激しく、高品質なタグ付きガニに慣れた層にとっては満足度が低い点
トゲズワイガニがまずいと感じられる主な理由は、本ズワイガニに比べて旨味や甘みが薄いことや、安価なバルク品ゆえの選別不足で身がスカスカな個体が混入し、食感の劣化が目立つためです。
このカニは高級種に比べて安価に流通していますが、その代償として厳格な品質チェックが省かれる傾向にあり、殻を開けてみたら中身がほとんど詰まっていないという落胆を招きやすくなっています。
特に脱皮したての個体は「水ガニ」のように水分量が多く、解凍した際に身が痩せ細ってしまったり、冷凍焼けによってパサパサとした不快な口当たりになったりすることが少なくありません。
カニ好きの方にとっては、本ズワイガニのようなとろけるような甘さや濃厚なコクを基準にしてしまうため、トゲズワイガニ特有のあっさりしすぎた淡白な風味が物足りなさに繋がってしまいます。
通販サイトなどで「訳あり」として大量販売されるケースも多いため、運悪く外れのロットに当たってしまうと、カニとしての満足感を得られず「安物買いの銭失い」といった厳しい評価を下されがちです。
産卵時期の雌などの栄養が殻に取られてしまった個体が含まれることもあり、身入りの不安定さが消費者にとっての大きな博打要素となってしまっている点は否定できません。
調理法によってはタラバガニとズワイガニを混ぜたような独特の癖を感じる場合もあり、純粋なカニの美味しさを追求する層からは期待外れという声が多く上がっています。
このように徹底的なコストカットによって生じる個体差の激しさと、本来の質とも言える味の薄さが重なることで、一部の利用者から非常にネガティブな印象を持たれてしまう決定的な要因となっています。
ラジオでやってる幻のトゲズワイガニ、全然美味しくないよ
— JOKER chalice SMOKER?? (@chalice_hype) December 15, 2020
昨晩はカニ。
訳ありトゲズワイガニでしたが、訳あり過ぎでガッカリレベルでした。
いざ解凍してみると脱皮したてのソフトクラブばっかりで身は冷凍焼けでスカスカ(-。-)y-゜゜゜
比較的マシなはずの爪までそんなん(>_<)
やっぱりカニはビロードかポーションで買わないと駄目だわ。— プレイランド店主 (@Ptensyu) December 10, 2022
トゲズワイガニ美味しい口コミ・評判
- 本ズワイガニに匹敵するほどの濃厚な旨味と独特のしっかりとした甘みが楽しめる点
- リーズナブルな価格設定でカニ鍋やしゃぶしゃぶを存分に堪能できる圧倒的なコスパ
- 紅ズワイガニよりも水分が少なめで味が凝縮されており、焼きガニにしても絶品な点
- 小ぶりながらも特に爪などの部位に旨味が詰まっており、満足感が高い食べ応え
トゲズワイガニが美味しいと評価される主な理由は、本ズワイガニに劣らない濃厚な甘みや凝縮された旨味があることや、紅ズワイガニより水分が少なく調理に向くこと、そして驚くほどの低価格で贅沢感を味わえるためです。
このカニは高級な本ズワイガニと比べても遜色のない豊かな味わいを持っており、一口食べるごとに口の中に広がる特有の甘さは、カニ愛好家からも高く評価されています。
特に紅ズワイガニと比較すると身質がしっかりしており、加熱しても水分が抜けすぎないため、カニ鍋やカニしゃぶの具材として使用した際にも豊かな食感を楽しむことができます。
価格が非常に手頃である点は最大の魅力であり、普段の食卓やホテルビュッフェの食べ放題などでも、予算を気にせずにお腹いっぱいカニを満喫できる幸福感を与えてくれます。
小ぶりな個体が多いものの、その身には味がぎゅっと凝縮されており、ハサミを使って取り出す爪の部分などは特にプリッとした弾力と強い旨味を堪能できる逸品です。
焼きガニにして香ばしさを加えれば、さらにそのポテンシャルが引き立ち、芳醇な磯の香りとカニ本来の濃い味わいが融合して、お酒の席にも最適な贅沢な一皿へと昇華します。
トゲという名称から敬遠されがちですが、実際には扱いやすく調理の幅も広いため、カニの質と価格のバランスを重視する賢い消費者にとって非常に理想的な選択肢となっています。
このように、家計に優しいリーズナブルな価格を維持しながら、本場に負けない本格的な美味しさを提供してくれる実力こそが、トゲズワイガニが隠れた名品として愛される決定的な理由です。
吉池で買ったトゲズワイガニ999円でカニ鍋してるんだけど、何コレ美味い!普通のズワイガニより少し甘味があって美味しい気がする。言うほどトゲもない。何よりこの価格。 pic.twitter.com/khOUBGn8hQ
— 東雲マン@東雲(しののめ)は湾岸都心で住むと案外良い所 (@shinonomewangan) February 27, 2025
焼肉いちばんのカニ食べ放題に行きました
今年はトゲズワイガニの半身が一人前でした。
殻を剥くのが疲れましたが、美味しいカニでした
締めにマグロ丼にカニをトッピング
最高? pic.twitter.com/naGJV8uYe4— sinbow (@sincos2001) December 27, 2024
カニはお好きですか?
紅ズワイガニより水分も少なくて美味しいとされるトゲズワイガニ??本ズワイガニと変わらない!?
そんな声もあるトゲズワイガニですが、カニしゃぶやカニ鍋、焼きガニでももちろん楽しむことができます?
比較的安価で購入できるのでオススメです?? pic.twitter.com/XfyrnfdF9j
— 饗庭テオ??V系料理研究家 (@TEO_AIBA) August 18, 2024
今年初カニ??
と、言いましても…トゲズワイガニですが?(*???*)?
小ぶりだけど美味しい?¨??
リーズナブルでありがたいです??????#鍋 #トゲズワイガニ pic.twitter.com/3ibSLUxFfX
— ??isa? (@_mikona) October 16, 2021
ホテルビュッフェで、トゲズワイガニ食べ放題
圧倒的に爪の部分が美味しい、食べるのにハサミが必要だけど、味には代えられないよ pic.twitter.com/YOrToHKURV— ruri_zou (@ruri_zou) September 14, 2019
トゲズワイガニとは?
超深海に生息する希少性と「幻」と呼ばれる理由
トゲズワイガニは北太平洋の極めて深い海域に生息しており、市場に並ぶことが稀なため「幻のカニ」と称されています。
カムチャツカ半島からアラスカ沖にかけての冷たい海に広く分布していますが、その生息域は水深90メートル付近から最大で3,000メートル近くにまで及びます。
この驚異的な深さは本ズワイガニや紅ズワイガニの生息限界を大きく超えており、過酷な水圧と暗闇の中で生き抜くタフな生態を持っています。
専門に狙う漁業がほとんど存在しないことも希少性を高めており、他の深海魚などを狙った漁で偶然網にかかる「混獲」によってしか手に入りません。
そのため日本国内の市場に出回る流通量は極めて限定的であり、一般的なスーパーなどで見かける機会は非常に少ないのが現状です。
希少価値が高い一方で、一部の通販サイトなどでは出会えるチャンスもあり、カニ愛好家の間では見つけたら即座に確保すべき垂涎の的となっています。
まさに深海の神秘を体現したような存在であり、その希少なバックグラウンドが食卓に並んだ際の特別感をより一層際立たせてくれます。
名の由来となったゴツゴツとした力強い見た目と特徴
和名である「トゲズワイガニ」という言葉が示す通り、甲羅の表面が鋭く高く突き出したトゲ状の突起で覆われているのが外見上の大きな特徴です。
一般的なズワイガニと比較すると全体的にイカつくワイルドな印象を与え、学名の「アンギュラータス」もラテン語で角張っていることを意味しています。
英語圏では「三角形のタナーグラブ」と呼ばれることもあり、その鋭利でゴツゴツとしたフォルムは世界共通の認識として定着しています。
見た目の厳つさは深海の高い水圧に耐えうる強固な体格を象徴しており、手にした際にもその力強さを視覚と感触の両方で実感できるでしょう。
甲羅を詳しく観察すれば、他のズワイガニ属の仲間とは明らかに異なる粒状の突起が密集しており、自然界の造形美としての魅力も兼ね備えています。
食べる前の段階から、他のカニとは一線を画す「野生の凄み」を感じさせてくれる独特なビジュアルは、食卓に驚きと感動をもたらしてくれます。
野性味あふれる濃厚な旨味とガツンとくるパンチの効いた味
トゲズワイガニの味わいは、本ズワイガニの上品で繊細な甘みとは一線を画す、非常に力強くパンチの効いた旨味が最大の特徴です。
口に入れた瞬間に広がるカニの風味は驚くほど濃密であり、「今まさに濃いカニを食べている」という確かな満足感をダイレクトに与えてくれます。
深海でゆっくりと成長するためか、その身には凝縮されたエネルギーが詰まっており、噛むほどに野性味のある甘みが溢れ出してきます。
繊細な風味よりも「旨味のインパクト」を重視する方にはたまらない味わいであり、一度食べると他のカニでは物足りなさを感じるほどの中毒性があります。
さらにカニ味噌についても非常に高品質で風味が豊かであり、身の美味しさに負けない濃厚な旨味を堪能できるのが見逃せないポイントです。
本ズワイガニに近い食べ応えを持ちながら、独創的で力強い独自の風味を兼ね備えていることが、多くの美食家たちを虜にする理由となっています。
厳しい深海環境が育んだ弾力のある締まった身質と食感
水深3,000メートル近くにも及ぶ極寒かつ高水圧の環境で育つトゲズワイガニは、身が非常に細かく締まっており、独特の弾力を備えています。
紅ズワイガニに見られがちな水っぽさはほとんどなく、噛むたびに繊維質な心地よい抵抗を感じられるしっかりとした身質が魅力です。
この身の締まりがあるおかげで、ボイルしてそのまま食べるだけでなく、焼きガニやしゃぶしゃぶといった加熱調理でも味がぼやけることがありません。
特に脚の付け根部分には濃厚なエッセンスが凝縮されており、茹でた際の香ばしい香りと共に楽しむひとときは至福の体験となります。
過酷な深海での暮らしが、筋肉質で弾力に富んだ極上の身を作り上げており、カニ本来の贅沢な食感を心ゆくまで味わい尽くすことができます。
調理しても身が崩れにくく、豊かな甘みと旨味が口の中でじわじわと解けていく感覚は、冷たい深海の恵みそのものと言えるでしょう。
本ズワイより手頃で紅ズワイより濃厚な驚きのコストパフォーマンス
トゲズワイガニは、味わいの面で「本ズワイガニ」と「紅ズワイガニ」のちょうど良いところを掛け合わせたようなバランスの良さを持っています。
紅ズワイガニよりも濃厚な旨味を楽しみつつ、価格面では本ズワイガニの約6割から7割程度という非常にリーズナブルな設定が一般的です。
日常の食卓を少し贅沢に彩りたい時や、家族でのカニパーティーを楽しむ際に、この高いコストパフォーマンスは非常に大きなメリットとなります。
最近では通販サイトを中心に、丁寧にボイルされた冷凍品や、調理が簡単なカット済みの脚などが多く流通しており、非常に扱いやすくなっています。
ブランド化された高級カニにも引けを取らない実力を持ちながら、家計に優しい価格で提供されているため、知る人ぞ知る「賢い選択」として注目を集めています。
贈答用としても喜ばれる品質の高さを維持しながら、気兼ねなくたっぷりと食べられる幸福感は、トゲズワイガニならではの素晴らしい利点です。
トゲズワイガニと本ズワイカニの違い
生息域の深さと甲羅の硬さが生み出すタフな構造の違い
本ズワイガニとトゲズワイガニの最も興味深い違いの一つは、生息する水深の深さと、それに伴う甲羅の質感や進化の過程にあります。
本ズワイガニが水深200メートルから600メートル程度の比較的浅い大陸棚に住むのに対し、トゲズワイガニは最大3,000メートルという驚異的な超深海にまで適応しています。
一般的に深海に住む紅ズワイガニなどは甲羅が薄く柔らかい傾向にありますが、トゲズワイガニは深海生物でありながら、本ズワイガニに匹敵する非常に硬い甲羅を保持しています。
これは、体内の圧力と外側の水圧を等しく保つことで高水圧に耐えつつ、外敵から身を守るための「鎧」としての硬い骨格を維持するという、独自のタフな戦略を選んだ結果です。
甲羅の後縁には、本ズワイガニには見られない鋭く小さなトゲ状の突起が並んでおり、この物理的な特徴がトゲズワイガニという名前の由来にもなっています。
深海の過酷な環境に身を置きながらも、浅瀬に住むカニのような頑丈な防護機能を併せ持つトゲズワイガニは、まさにカニ界のハイブリッドな進化を遂げた存在と言えるでしょう。
茹でる前から赤みを帯びた色彩とシルエットの視覚的な差異
見た目における視覚的な違いとして、トゲズワイガニは生の状態であっても紅ズワイガニに近い「くすんだ深紅色」を帯びている点が挙げられます。
一方で本ズワイガニは、生の段階では褐色や薄い茶色をしており、茹で上げることで初めて鮮やかな赤色に変化するため、調理前の段階でも容易に見分けることが可能です。
全体のシルエットについても、本ズワイガニがスラリと細長く優雅な脚を持っているのに対し、トゲズワイガニはやや「ずんぐり」とした肉厚で短めの脚をしています。
茹で上げた後の発色も異なり、トゲズワイガニはより鮮やかなオレンジ色に近い発色となるため、食卓に並べた際も視覚的に非常に力強い印象を周囲に与えます。
また、オスのトゲズワイガニは甲羅の幅が本ズワイガニよりも大きくなる傾向にあり、全体の重量に対して食べられる部分のボリューム感が非常に充実しています。
このように、色彩の深さや脚の太さといった外観の特徴を比較するだけでも、両者が異なる環境でそれぞれ独自の進化を遂げてきた歴史をはっきりと感じ取ることができます。
繊細な甘みの本ズワイと野性味あふれる濃厚なトゲズワイの味
味わいの面では、本ズワイガニが「上品で繊細な極上の甘み」を特徴とするのに対し、トゲズワイガニは「ガツンとくる力強い旨味」が最大の魅力となっています。
本ズワイガニは身がぎっしりと詰まり、口の中でふんわりと解けるようなジューシーな食感が楽しめ、カニ酢なしでも十分にその甘さを堪能できる高貴な味わいです。
対してトゲズワイガニは、本ズワイガニよりも味が濃厚で野性味を感じさせるパンチがあり、噛むほどに凝縮されたカニのエキスが口いっぱいに広がります。
人によってはトゲズワイガニを「淡白」あるいは「味が薄い」と感じる場合もありますが、それは上品な甘さを追求する本ズワイガニとの比較による期待値の違いによるものです。
トゲズワイガニの持つ独自の旨味は、特に焼きガニや鍋料理にすることで一層引き立ち、バターや味噌を使った濃厚な味付けとも驚くほど完璧にマッチします。
繊細な余韻を楽しむなら本ズワイガニ、力強い満足感を求めるならトゲズワイガニというように、その日の気分や好みに合わせて贅沢に使い分けるのが通の楽しみ方です。
驚くべき身の締まりと水っぽさを感じさせない弾力の違い
深海に適応したカニの多くは身に水分を多く含み「水っぽい」と感じられることが一般的ですが、トゲズワイガニは本ズワイガニに近い「身の締まり」を誇ります。
紅ズワイガニがみずみずしく柔らかな食感であるのに対し、トゲズワイガニは水分が少なく繊維質がしっかりしており、ぷりっとした力強い弾力を感じられます。
この「深海育ちなのに身がガッシリしている」という特徴こそが、カニ好きにとってトゲズワイガニが夢のようなスペックを持つと言われる最大の所以です。
本ズワイガニのような肉厚で食べ応えのある質感を持ちながら、深海由来の独特な風味を兼ね備えているため、噛むたびに心地よい抵抗感と満足感を得られます。
身質がしっかりしている分、しゃぶしゃぶのように熱を通す調理法でも身が崩れにくく、カニ本来の組織感を最後まで楽しみ尽くすことが可能となっています。
深海の冷たい水圧の中でゆっくりと育まれたその筋肉質な身は、まさに自然が作り出した傑作であり、食べる人に「本物」の食感としての感動を与えてくれるでしょう。
高級ブランド品と日常の贅沢を叶えるコスパ抜群な市場価値の差
市場における価値や流通形態においても両者には明確な違いがあり、本ズワイガニは「高級ブランド品」、トゲズワイガニは「日常の贅沢品」として扱われます。
本ズワイガニは、越前がにや松葉ガニのように厳しい基準をクリアしたタグ付きのものが高値で取引され、贈答用や料亭での食事が主な活躍の場となっています。
一方、トゲズワイガニは漁獲量が限定的であるものの、本ズワイガニの約6割から8割程度の非常に手頃な価格設定で流通しており、家庭用としてのコスパが抜群です。
通販サイトでは「3kg超で1万円台」といった大容量のバルク品として見かけることも多く、気兼ねなくたっぷりとカニを味わいたい層から絶大な支持を集めています。
ブランドの知名度や希少な鮮度を重視して特別な日に選ぶのが本ズワイガニであれば、味と価格のバランスを重視して自宅で贅沢を楽しむのがトゲズワイガニの役割です。
価格差はあってもカニとしての実力は引けを取らないため、正しい知識を持って選ぶことで、限られた予算の中でも最高に贅沢なカニパーティーを実現することができます。
トゲズワイガニの美味しい食べ方
旨味を閉じ込める「氷水解凍」と理想の半解凍状態
トゲズワイガニの美味しさを100パーセント引き出すための最大の鍵は、ドリップの流出を最小限に抑える「解凍技術」にこそ隠されています。
プロが最も推奨するベストな方法は、カニをビニール袋に入れて密閉し、氷をたっぷりと入れた水に完全に浸してゆっくりと溶かす「氷水解凍」です。
この手法は温度変化が極めて緩やかであるため、カニの細胞に負担をかけず、大切な旨味成分を身の中にしっかりと留めておくことが可能になります。
表面の氷が溶け、中心部がまだシャリッと凍っている「半解凍(8割程度)」の状態が、調理を開始するタイミングとして最も理想的であると言えるでしょう。
時間に余裕がある場合は、食べる前日から冷蔵庫に移し、キッチンペーパーなどで包んで半日から一日かけてじっくり解凍する方法も、手間がかからず確実です。
逆に、電子レンジやお湯を使った急速な加熱解凍は、せっかくの細胞壁を破壊してしまい、カニがスカスカで味気なくなる原因となるため、絶対に避けるべき禁忌です。
自然の恵みを損なうことなく、丁寧な解凍プロセスを経て準備を整えることこそが、トゲズワイガニという「幻の味」を家庭で堪能するための第一歩となります。
臭みを取り除き美味しさを際立たせるエラの丁寧な処理
解凍が完了した後の下ごしらえとして、トゲズワイガニをより美味しく安全に楽しむためには、特定の部位である「エラ」を完全に取り除く作業が欠かせません。
甲羅を剥がした際、胴体の両サイドに見える灰色や白のスポンジ状のヒダは、呼吸器官であるエラであり、汚れや臭みが溜まりやすい場所として知られています。
このエラは食感が非常に悪く、残したまま調理するとカニ全体の風味を損なう原因となるため、手やキッチンバサミを使って確実に取り除いておく必要があります。
甲羅の内側にあるオレンジ色の「カニ味噌」と混同しがちですが、エラは決して食べられない部位ですので、ここを清潔に保つことが雑味のない味への近道です。
また、お腹側にある三角形の「ふんどし」を外し、食べやすいように関節ごとに切り分けるひと手間が、食事の際のストレスを軽減し満足度を大きく高めてくれます。
ボイル済みのカニであっても、こうした細やかな清掃と切り分けの工程を丁寧に行うことで、一口食べた際の純粋な旨味がより鮮明に感じられるようになります。
面倒に感じられるかもしれませんが、この事前準備こそがトゲズワイガニの秘められたポテンシャルを最大限に解放し、プロの味へと近づけるための重要な儀式なのです。
濃厚な出汁の相乗効果を楽しむカニ鍋としゃぶしゃぶ
トゲズワイガニはそのまま食べるよりも、他の食材と合わせて「料理」として活用することで、その真価が発揮されるという性質を理解することが重要です。
特におすすめしたいのが「カニ鍋(カニすき)」で、昆布だしに酒や薄口醤油を加えたシンプルなスープで煮込むことにより、カニの力強い出汁が全体に溶け出します。
カニの身自体がスープの旨味を吸い上げる「旨味の相乗効果」により、一緒に煮込んだ野菜まで格段に美味しくなり、締めの雑炊はまさに絶品の極みと言えるでしょう。
もし生タイプの半むき身を手に入れたのであれば、沸騰させない程度の温度で数秒間だけくぐらせる「しゃぶしゃぶ」が、繊細な甘みを引き出す最良の選択となります。
火を通しすぎず、中心がほんのりレアな状態で引き上げることで、トゲズワイガニ特有のプリッとした食感と濃厚なエキスのバランスを最も贅沢に味わうことが可能です。
「味が薄い」というトゲズワイガニの弱点を、出汁を共有する調理法によって「最強のメリット」へと転換させるこの手法は、まさに理にかなった賢い食べ方と言えます。
寒い季節に家族で囲む温かな鍋料理の主役として、トゲズワイガニが提供してくれる深いコクと香りは、食卓に格別の幸福感と笑顔を運んでくれるに違いありません。
風味を足して弱点を補うバター焼きと絶品チャーハン
トゲズワイガニの「味がやや淡白である」という特徴を逆手に取り、風味を足すことで満足度を爆発的に高めるのが、バターやニンニクを使った「攻撃的」な調理法です。
フライパンで殻側からじっくり焼いて余分な水分を飛ばした後、バターと醤油、さらにお好みで刻みニンニクを投入して身に香りを移す「ガーリックバター焼き」は最高です。
バターの豊かなコクと醤油の香ばしさが、トゲズワイガニの力強い身質に絡み合い、一口噛むごとに重厚な旨味が弾けるようなダイナミックな味わいへと昇華されます。
また、もし解凍に失敗して水っぽくなってしまった場合でも、強火で一気に炒める「カニチャーハン」にすれば、救世主レシピとして美味しく復活させることが可能です。
お米の一粒一粒にカニの風味と水分をコーティングさせるイメージで仕上げることで、カニの旨味が凝縮された香り高いパラパラのチャーハンが完成します。
そのままでは物足りなさを感じる場合でも、このように風味を補強する工夫を加えることで、本ズワイガニをも凌駕するようなパンチのある贅沢な一皿を堪能できます。
自分の好みに合わせて味をカスタマイズできる自由度の高さは、トゲズワイガニという素材が持つ柔軟な魅力であり、料理好きにはたまらない楽しみとなるでしょう。
旨味を逃さず温め直す蒸し器の活用と避けるべきNG調理
一度ボイルされたトゲズワイガニを温め直す際、お湯でグラグラと茹で直すことは、身をパサパサにし旨味を完全に逃がしてしまう「最悪の選択」と言えます。
もし温かい状態で食べたいのであれば、お湯に通すのではなく「蒸し器」を活用し、10分程度温める程度に蒸し上げるのが、風味を損なわないための鉄則です。
蒸気で包み込むことで、身のしっとり感を維持したまま内部まで熱が通り、茹で直しでは決して得られない豊かな香りと弾力を取り戻すことができます。
また、通販で「刺身用」と謳われていても、トゲズワイガニは鮮度低下が非常に早いため、安全面を考慮して中心部までしっかり加熱して食べることを強く推奨します。
解凍してそのままカニ酢をつけて食べるスタイルは、本ズワイガニと比較して期待外れに感じやすいため、基本的には「火を通す」ことが美味しく食べるための秘訣です。
正しい温め方と加熱のルールを守るだけで、トゲズワイガニに対する印象は劇的に変わり、その本当の実力を家庭で余すことなく享受することが可能になります。
ちょっとした知識と手間の差が、平凡な食事を忘れられない豪華な晩餐へと変えてくれるからこそ、正しい調理法をマスターしてカニのポテンシャルを楽しみましょう。
トゲズワイガニまずい・美味しくない?美味しいか口コミ・評判!美味しい食べ方も解説!まとめ・感想
「トゲズワイガニ」のまずいの噂ですが、口コミを見ると旨味や甘みが薄いことや物によっては身がスカスカで残念と感じることがあるようですね。
しかし、本ズワイガニに劣らない濃厚な甘みや凝縮された旨味があって美味しくてコスパが良いと好評の声も多いです。
あなたも気になる方は迷うよりも、一度トゲズワイガニを試して自分の舌で確かめてみましょう。





